『アイカツプラネット!』は打ちきり? 実際に全話見た感想と評価!

舞桜からハナへのミラーイン


めにー

こんにちは、めにー(@many_anime)です!

アイカツシリーズの最新作として放送された『アイカツプラネット!』。

アニメに実写パートを追加するという事でアイカツシリーズファンの間でも賛否両論となり話題になりました。

結局『アイカツプラネット!』は面白かったのか?つまらないのか?

本記事では個人的な感想を交えつつそんな『アイカツプラネット!』という作品について語っていきたいと思います。



『アイカツプラネット!』は打ち切り?世間の評判に反論!

まずは『アイカツプラネット!』と検索した際に出てきたこちらの画像をどうぞ。

アイカツプラネットのサジェスト

アイカツプラネットという作品の異端さが表された画像です。

「アイカツプラネット 打ち切り」「アイカツプラネット ひどい」とお世辞にもポジティブではないですね・・・


ただこれは実写パートという異端を持ち込んだ際の衝撃が今も続いているだけだと私は考えています。

つまりは実際に全話を見ていない人達の検索結果が反映されている可能性が高い!

そう私は思うからです。

ではなぜそう思うのか?


実際に全話見た私が『アイカツプラネット!』は面白い!

と感じたからです。


また、キューピット役の瑞季さんのインスタグラムによると9月に撮影が終了していたそうです。

つまりは元々25話の2クール構成だったという説が濃厚

歴代のアイカツシリーズが76話以上は続いていたという所から、アイカツプラネット!の短さが目立ってしまった。

そこから「アイカツプラネットって打ち切りじゃね?」という世間の発想はまぁ自然な流れかもしれません。

ただもう一度だけ言わせてください。

『アイカツプラネット!』は面白かったです。


『アイカツプラネット!』5つのポイントとその感想

実写×アニメの組み合わせが面白かった点

アイカツプラネット!と言えば実写パートとアニメパートを行ったり来たりするのが一番の特徴です。

昨今のVtuberなどが流行っている今の時代に沿った、かなり攻めた設定だなと個人的には評価しています。

ただやはり発表当初は、歴代のアイカツシリーズがアニメ作品であったためにファンの間からはかなりの戸惑いの声が見受けられました。

私もその1人でしたので。

その為、少なからずとも残念ながら離れていったファンの方に少しでもアイカツプラネットの印象を良くしたいというのが、本記事の隠れた狙いでもあったりします。


実写パートの良かった点として、まず撮影が行われた聖地を巡礼できる点があります。

分かりやすい点だと、最初に舞桜がアイドルに誘われた時のカフェ。

実際の東京都の新大久保にあるCafe de KAVE(カフェドケイブ)にて撮影が行われています。

カフェドケイブの内観
Cafe de KAVE(カフェドケイブ)

私も行ってきましたが、当然ながら画面で見た通りの見た目で感動を覚えました・・・


もう1点ではアニメパートのアイドルと実写パートのキャストという同一人物ですが二面性がある点です。

例としては梅小路響子とビートの性格の違いが分かりやすいですね。

梅小路響子は絵にかいたようなお嬢様で言動全てから気品が溢れ出ているキャラクター。

しかしミラーイン後のビートは正反対のロック系のアイドル。

梅小路響子とビート
梅小路響子からビートへのミラーイン
「アイカツプラネット!」4話より ©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO, BNArts

黒髪とピンク髪がセンターで分かれており、見た目や言葉遣いからは響子先輩だとは全く判別できません。

同じ人物なのに全く違うギャップの面白さが今までのアイカツ!では表現できない面白い点です。


19話~22話までのクライマックスが熱い!

『プラネットプリンセスグランプリ』を巡って19話からアイドル同士の熾烈な争いが始まります。

皮切りとなった19話はハナとシオリの幼馴染対決となります。

その19話のタイトルが『君がいるだけで』というのがまた・・・(´;ω;`)


続く20話ではビートvsルリというカード。

去年の悔しさを知る、同じ事務所で切磋琢磨したアイドル同士の戦いという熱さ。

この回では私がアイプラで最も好きなシーンが登場しました。

ルリと話すビート
「アイカツプラネット!」20話より ©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO, BNArts

それはライブ後にビートが「すごく楽しかったです。」とルリに言うシーン。

ビートのキャラからスッと普段の響子先輩の口調に戻ってのセリフという演出がもう最高です。

このシーンのお陰様で私は響子先輩/ビートの推しとしての人生を歩み始めました。


21話はトップを競い合ってきたローズとキューピットの戦い

決勝戦の組み合わせを考えるとメタ的に勝利者が分かってしまうものの・・・w

ローズがドレシアップ(第二形態的な)を成功させ、主人公ハナの前に立ちはだかる壁としての役割が完成します。


最後の22話はハナvsローズ。

ローズこと陽明咲(ひなためいさ)は元々ハナでアイカツをしていたという過去を持ちます。

つまりは新旧ハナ対決

ハナvsローズ
ハナ vs ローズ
「アイカツプラネット!」22話より ©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO, BNArts

昔の使い手とそれを受け継いだ今の使い手というゲームとか漫画で見る、熱い展開の代表の流れをアイカツで実現させたのが最高。


幼馴染対決、苦楽を共にした同僚対決、ランキング1位vs2位、新旧対決。

わずか6人のキャラ+4話の中でこれほどのストーリーが描かれていたのが凄い。

本当に内容が濃すぎるクライマックスでした。


アイカツシリーズの声優の登場

今まで放送されたアイカツシリーズの声優さんをドレシア(ドレス)に起用されていました。

過去シリーズのファンだからこその楽しみ方もできるのが良かったです。

ルリのドレシアに諸星すみれさん(星宮いちご役)と下地紫野さん(大空あかり役)という組み合わせのズルさよ・・・w

沢城みゆきさんというアイカツシリーズでは初のビックネーム声優が来たときにはかなり驚いたのも印象的です。

今後のアイカツシリーズにもぜひ出演していただきたい・・・。


対人戦ライブの長所と短所

ドレシアバトルというのがウリであるアイカツプラネット!

その為、本編のライブシーンでも1vs1の対人戦が基本となっていました。

アイドルが同じステージで真っ向勝負をする熱さを第1話で感じたのを今でも鮮明に覚えています。

対人戦メインのための終盤の熱いクライマックスに繋がったと思っています。


ただこのドレシアバトルにも短所を感じました。

それはドレシアバトルの勝者のみがドレスチェンジを行うというシステムです。

ハナのドレスチェンジ
ハナのドレスチェンジ
「アイカツプラネット!」12話より ©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO, BNArts

その為、勝ちが少ないアイドルのビートさんは1回しかドレスチェンジが見られないという悲劇が。

好きなアイドルのドレスチェンジが少ないのはやはりちょっと寂しかったです。


また個人戦の1vs1がメインの為、ユニットライブがありませんでした。

アイカツ!で言う所のソレイユ(いちご&あおい&蘭のユニット)みたいな3人ライブですね。

ただこの点に関しては、最後の23話での最初で最後の登場アイドル全員集合の大団円ライブというエモさが演出できたのでこれはこれで有りだったなと思います。


感動的な25話(最終回)の舞台裏

声優と実写キャストを務めたメンバー達の舞台裏を映し出した25話。

この舞台裏の映像を見る為だけに『アイカツプラネット!』を見ても後悔しないと思います。

オールアップした時のメンバーのリアクションがもうそれはそれは・・・(T_T)

実写パートがあったからこそ出来たであろう25話は神回。

「感動をありがとう!」「お疲れさまでした!」の感情で脳が支配される事間違いなしです。


(普通のアニメ作品でもこういう舞台裏映像とかあっても面白いんじゃないかな・・・)


『アイカツプラネット!』の評価(めにあにめ的評価)

『アイカツプラネット!』のめにあにめ的評価ポイントは以下の3つです。

ここがイイぞ『アイカツプラネット!』
  • アニメ作品に実写パートを持ち込んだ斬新さ
  • 全25話でまとまった内容
  • アイカツらしさも詰まった熱いラストスパート

奇抜ながら全体的に綺麗にまとまっていた良作、というのが私の『アイカツプラネット!』に対する評価です。

奇をてらった、話題性だけを狙ったような浅い作品では無く・・・

実写×アニメで面白いものが作れると元々計画されて作られたかのような丁寧さを感じました。

元々アイカツシリーズのファンだった私にとっても、非常に楽しめた作品です。


ただあえてアイカツプラネット!の惜しかった点を言うならば・・・

50話くらいの長さで、キャラ達の魅力をもう少し煮込んで欲しかったというのは正直なところ。

25話でも十分に引き立ってはいましたが、もうちょっと深みを見てみたかったという個人的な欲望があります。

そこが少し残念でした。


不安と期待が入り混じりつつ始まった『アイカツプラネット!』。

「実写だから」という理由でスルーするには勿体ないような面白い作品だったと思います。

アイカツシリーズのファンはもちろん、それ以外の方もアニメ×実写という珍しい形態に触れてみるのも面白い作品ですので是非見てみてください。