狂い過ぎて怖い世界観は必見!アニメ映画『パプリカ』の感想と考察!

所長に入っていくパプリカ
めにー

こんにちは、めにー(@many_anime)です!

オススメのアニメ映画を検索した際に紹介される事が多い『パプリカ』。

この映画を一言で表すなら狂気です。

行進のシーンや日本人形、セリフ回しなど秩序の無さに感じる独特な恐怖と世界観。

まさしくオンリーワンな作品なのでオススメされるのも納得です。


そんな『パプリカ』に関するめにー独自の感想と考察を本記事で述べていこうと思います!

これ以降は『パプリカ』のネタバレを含む内容となっていますのでご注意ください。



アニメ映画『パプリカ』とは?

パプリカのキービジュアル
©Madhouse and Sony Pictures Classics
監督今敏
原作筒井康隆
脚本水上清資、今敏
キャラクターデザイン
作画監督
安藤雅司
声の出演林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一ら
制作会社マッドハウス

『パプリカ』は2006年11月25日に日本で公開されたアニメ映画です。

『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』などを手掛けた今敏さんが監督の作品。

キャラデザ&作画監督の安藤雅司さんは『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の作画監督、そして『君の名は』のキャラデザと作画監督を務めた方です。

声の出演では林原めぐみさん、古谷徹さん、大塚明夫さん、山寺宏一さんなど今も活躍する超有名声優が出演されています。

スタッフ&キャスト陣にそれぞれ超豪華なメンツが集められています。



ここが怖いよ!『パプリカ』の狂気シーンを2つ

「怖い」、「不気味」、「意味不明」。

パプリカを見た人のほとんどが思った感想にどれか一つは当てはまっていると思います。

その中でも、序盤の島所長の長いセリフ氷室の夢の行進風景&日本人形がやはり異質。


序盤の島所長の理解不能の長いセリフ

パプリカを見始めて最初に狂気を感じるであろうシーンは、やはり島所長の長セリフでしょう。

普通の会話をしている空気なのに、島所長がマジで何を言っているのか分からない。

初見の時は戸惑いが凄かった覚えがあります。

そんな島所長のセリフを以下に引用させて頂きます。

うん。必ずしも泥棒が悪いとはお地蔵様も言わなかった。パプリカのビキニより、DCミニの回収に漕ぎ出すことが、幸せの秩序です。
五人官女だってです!
カエルたちの笛や太鼓に合わせて回収中の不燃ゴミが吹き出してくる様は圧巻で、まるでコンピューター・グラフィックスなんだ、それが!
総天然色の青春グラフィティや一億総プチブルを私が許さないことくらいオセアニアじゃあ常識なんだよ!
今こそ、青空に向かって凱旋だ!
絢爛たる紙吹雪は鳥居をくぐり、周波数を同じくするポストと冷蔵庫は先鋒をつかさどれ!
賞味期限を気にする無頼の輩は花電車の進む道にさながらシミとなってはばかることはない!
思い知るがいい!三角定規たちの肝臓を!
さぁ!この祭典こそ内なる小学3年生が決めた遙かなる望遠カメラ!
進め!
集まれ!
私こそが!
お代官様!
すぐだ!すぐにもだ!私を迎え入れるのだ!

アニメ映画『パプリカ』より

「三角定規たちの肝臓を!」「小学3年生が決めた遥かなる望遠カメラ!」などなど。

単語同士の結びつきがメチャクチャで理解できなくて当然です・・・w

その中でも「オセアニアじゃあ常識なんだよ!」は、もはや『パプリカ』の代名詞です。

意味の分からない文章を熱演されるという、狂気過ぎて怖いシーン。


氷室の夢の行進風景&日本人形

氷室の夢の中の行進&日本人形は分かりやすく恐怖を感じられます。

氷室の日本人形
©Madhouse and Sony Pictures Classics

まずは日本人形。

これはただ日本人形という存在が怖いという単純明快な理由。

ジャパニーズホラーの不気味さは永久に不滅です。


そして行進のシーンではメンバーが異質。

カエル、冷蔵庫、人体模型、ロボット、鳥居。

物から動物まで秩序の無さすぎるメンバーでの大行進のシーン。

常識では考えられないような奇怪すぎる光景が広がります。


恐怖、狂気を感じる一方でやはり行進シーンの絵の動きが素人目でも恐ろしい

作画カロリーのお化けです。アニメーターすげぇわ・・・


『パプリカ』の真の主人公は粉川警部

粉川警部
©Madhouse and Sony Pictures Classics

推定50歳前後の現在まで夢をあきらめた後悔に蝕まれていた粉川警部。

夢の中でパプリカの手助けもあり、学生自体抱いた映画製作の夢に決着を付けます。

そして最後にはパプリカにオススメされた映画のチケットを買うところで本編のスタッフロールが流れるという物語の大トリを見事に務めました。


『パプリカ』は粉川警部の夢から始まり、粉川警部の現実で終わります。

個人的には粉川警部が『パプリカ』の主人公だと思っています。

狂気的なシーンに目を奪われがちですが、粉川警部のストーリーこそが『パプリカ』一番の見どころ。

そう言っても過言ではないと思っています。


千葉敦子&パプリカがセクシーすぎてR指定作品に?

タイトルにもなっているパプリカ。

千葉敦子の夢の世界での人格が彼女です。

そんな千葉敦子パプリカのお色気が垣間見えるシーンがいくつかありました。

所長に入っていくパプリカ
©Madhouse and Sony Pictures Classics

引用画像の島所長の体に入り込んでいく瞬間だったり。

終盤の千葉敦子が裸になるシーンとかはモロでしたからね・・・w


そのせいか、はたまた狂気を感じる怖いシーンが数多くあるためか、『パプリカ』はR指定作品となっています。

まぁ恐らくは千葉敦子の裸のシーンが引っかかっているせいだとは思います。

多分、100%。


アニメ映画『パプリカ』を無料で見る方法は?

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